文字起こし:【ベストセラー】「40歳からは食べてはいけない病気になる食べもの」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】

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生命の質、言い換えれば人生の質を高めるためには食事の質を高めるのが最も早く確実な具体的方策であることに気づいてほしいと願っている。

私たちのDNAは変われない。

日本人を襲った急激な食生活の変化に適応できる人などいやしないのだ。

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皆さん、どうもこんにちは。

本要約チャンネルのタケミでございます。

今回は南清貴さんの「40歳からは食べてはいけない 病気になる食べ物」を解説していきたいと思います。

さて、この本のタイトルは「40歳からは食べてはいけない 病気になる食べ物」です。

40歳と書いてあるんですが、特に40歳からは注意するべきであるという話であって、あなたが例え今何歳であっても、この本の内容を実行することは人生を変えるほどの威力をもたらします。

とても勉強になる一冊でしたので、この動画を見てこの本いいなぁと思っていただけましたら、ぜひ一度手に取って読んでみることをお勧めいたします。

では早速、まずは5人に1人が糖尿病という異常な国、日本。

その現状について一緒に見ていくことにいたしましょうか。

 

本日のお品書きは次の通りです。

 

1限で一体日本に何が起こっているのかということを、

2限で食べてはいけない悪魔たちを紹介し、

3限で食は自分への投資であるということを解説していきたいと思います。

 

ではでは早速、1限の「一体日本に何が起こっているのか」ということを解説していきたいと思います。

さて、いきなりなんですが今の日本は非常に危険な状況にあるんです。

単に誰かがね、適当に危険だよと言っているんじゃなくて、客観的な数値が危機を告げているんです。

今や国民の5人に1人が糖尿病またはその予備軍であるというのは厚生労働省が堂々と発表している日本の悲しき現実でございます。

今では生活習慣病の一つとされる糖尿病ですが、かつては贅沢病などと言われ、食生活の豊かな富裕層に多い病気と思われていた時代もあったんです。

ところが近年はそうではなく、むしろ貧困層に多いことが大きな問題となっています。

すなわち糖尿病患者の多い国は国民の生活レベルに問題を抱えている国ということ なんです。

人が500人集まったらですよ、そのうちの100人が糖尿病またはその予備軍というのはどう考えたって異常ですよね。

糖尿病というのはそう簡単にかかる病気ではないんですから、5人に1人という罹患率だけを取り上げても今の日本が相当異常な事態にあるということがわかるでしょう。

それだけではなくて日本の場合、生活習慣病の代表格とされるがんにも、一生のうちに男性の60%、女性の45%がかかる国になり果てております。

国民の3人に1人はがんで死んでいるんです。

もちろんこれが死因のトップであります。

死因の1位ががんという国は間違いなく世界でも日本だけでございます。

このことはもっと重く受け止めなければいけない事実でございます。

加えてですよ、国民の2人に1人は何かしらのアレルギーを持っています。

これも簡単に他の国と比較することはできないんですが、国民の半分がアレルギー持ちであるというのは尋常なことではないでしょう。

それも特殊な物質に対してというわけではなく、暮らしの中で身近に溢れる物質や食材に対してアレルギー症状が出ているんです。

どれもこれも私たちの生活習慣が生み出してきた不健康な現実であることに気づいてほしいんです。

そして、その結果としてかかっている医療費が年間40兆円近くあることにも、私たちはしっかりと目を向けていかなければいけないんです。

さてさて一体ね、この国で何が起こっているのか、本当にこのままで良いのでしょうか。

先ほどの数値を見ただけでも、何か尋常ならざる事態が進行している気配に誰もが不安を感じているのではないでしょうか。

もしかしたら私たちはどこかで道を踏み外してしまったのかもしれません。

このまま行った先の未来を想像するのは恐ろしいことだから、多くの人たちがあえて先を見ないようにして、ともかく闇雲に突き進むという選択をしているのかもしれません。

しかし私たちが置かれている現状を少しでも憂える気持ちがあるのなら、このまま手をこまねいていたら過去から現在までの道筋の延長線上にある未来は、今私たちに危機を告げてくれている数値がとんでもなく悪化してしまうということは、容易に想像できます。

しかしながら厚生労働省は糖尿病をはじめとする生活習慣病を撲滅するための具体的な方法については残念なことですがあまり言及しておりません。

つまりただ黙って待っていても方向転換を図る方策を国が提示してくれるわけではないんです。

そもそも生活習慣病を医療で治そうというのは無理な話なんです。

なぜならば生活習慣病の原因は生活習慣なのだから、生活習慣を正さないまま、それによって引き起こされた病気を治すことなど、どんな名医であっても不可能です。

生活習慣病は生活習慣が作り出している、という愕然たる事実に気がついたのなら、一人一人が自分の生活習慣を変えるしかありません。

私たちがもし充実した人生を送りたいと願うのなら、最も重要なことは自分が変わる決心ができるかどうかでございます。

少なくとも5人に1人の糖尿病またはその予備軍である2050万人もの日本人は、健康を取り戻したければ自ら生活習慣の改善に取り組む以外に方法はないということであります。

ではでは生活習慣とは具体的に何を指すのでしょうか。

私たちの日常の習慣の中で最も大きな部分を占め、かつ健康に直結しているのはやはり食習慣でしょう。

過度な飲酒や喫煙、睡眠不足が体に悪いというのは当たり前で、それは改めるしかありません。

しかし、そうしたわかりやすい原因に隠れて普段の食事が体に与える影響の大きさについては意外に軽視されているように思います。

アメリカでは早くも1970年代に生活習慣病による医療費の増大が財政を脅かす大問題となり、病気が治らない原因を探るための様々な調査が大々的に行われました。

その調査結果をまとめた有名なマクガバン・レポートの中で、1997年の発表当時すでに
がん、心臓病、脳卒中などの生活習慣病は現代の食生活が原因となって起こる食原病であると結論付けられていたんです。

食事と病気との関連が公的に初めて明らかにされた画期的な報告でした。

当時民主党の副大統領候補でもあったマクガバン氏はこのレポートの中で、それまでのアメリカ人の食生活を「諸々の慢性病は肉食中心の誤った食生活がもたらした食原病であり、薬では治らない」と断定しました。

アメリカ人は生活習慣病の根源にあるこれまでのような食習慣を止め、野菜中心の食生活に改めるべきであると指摘をしたために、畜産業者らの反発を買い失脚しました。

それから40年近くが経過しているわけですが、そのレポートを受けて国を挙げて食生活の改善に地道に取り組んできたアメリカでは、ここ20年で22%がんによる死亡が減少したそうです。

日本人はその1977年に平均寿命が世界一になりました。

男女とも着々と以後も平均寿命を伸ばし続けております。

一方で健康寿命と呼ばれる数値は意外と低く、平均寿命から健康寿命を引くと男性で9年、女性で12年という年数が出てきます。

このデータは日本人の多くが長生きした人生の終末の10年前後、不健康な状態で過ごしていることを示しております。

私たち日本人が社会に貢献しながら元気に暮らしている時期というのは自分たちが思っているよりも短いわけなんです。

問題は私たちが現役を退いて病気がちになった時、今のような医療の加護が受けられなくなっているということであります。

今でも年間40兆もの国民医療費の約55%、つまり半分以上は65歳以上の高齢者が使っているんですから、今後はもっとその割合が大きくなっていくでしょう。

ところが医療費を負担する若者はどんどんいなくなるんです。

高齢化の一途をたどっている日本では、ますます労働者人口が減るわけですから、激減した若者が激増した高齢者の負担を負う時代に必ず突入します。

同じレベルの医療を受けられるはずがありません。

高齢になったからといって病気になどなっていられないんです。

自分は糖尿病じゃないからいいというわけにもいきません。

繰り返しますが国民の5人に1人が糖尿病またはその予備軍と厚生労働省は淡々と発表しておりますが、その実態は恐ろしい警告でございます。

国民全員がもっと事態を重く見て、大変なことが起きていることを認識しなければいけません。

私たちの体の仕組みからすると本来はもっと長い期間健康でいることができるはずなんです。

それなのに事実はそうなっておりません。

その主な原因に普段の食事があるならすぐさま食を見直し、改める行動を取るべきではないでしょうか。

ではでは2限以降で具体的に食を改善する解決策を解説していきたいと思います。

 

それではこの辺で1限をまとめておきましょうか。

 

ポイント1

客観的な数値が今の日本が危険な状況にあると告げている。

国民の5人に1人が糖尿病またはその予備軍である。

そして生活習慣病の代表格とされるがんにも、一生のうちに男性の60%、女性の45%がかかる。

さらに国民の2人に1人は何かしらのアレルギーを持っている。

ポイント2

生活習慣病を医療で治そうとするのは無理。

なぜなら生活習慣病の原因は生活習慣なのだから、生活習慣を正さないままに、それによって引き起こされた病気を治すなんて、どんな名医であっても不可能だからである。

だから一人一人が自分の生活習慣を変えるしかない。

最も重要なことは自分が変わる決心ができるかどうかである。

 

それでは次に2限で「食べてはいけない悪魔たち」を紹介していきたいと思います。

さて2限では、食べてはいけないものは何か、ということを具体的に解説していきます。

まずは身の回りにある食べてはいけないものを知り、それらを徹底的に避けることから食の改善を始めていきましょう。

まず2限で紹介する食べてはいけない悪魔たちを最初に列挙しておきましょうか。

 

食べてはいけない悪魔たち

  1. 白い悪魔の3兄弟
  2. 加工食品などの異常に安い食べ物
  3. 外食の揚げ物

 

では、それぞれサクサク解説していきましょう。

まずは一つ目の白い悪魔の3兄弟について解説していきたいと思います。

身の回りに大量にあって、当たり前に食べられてはいるが本当は食べてはいけない食べ物、というのがいくつかあります。

その代表の一つが白い悪魔の3兄弟、すなわち白米や白い小麦粉など、極度に生成された炭水化物と白い砂糖でございます。

これらは単純炭水化物と呼ばれる物質で、カロリーはあってもビタミンやミネラルなどの栄養素をまるで含まないという特徴があります。

その特徴から英語ではエンプティーカロリー、すなわち空のカロリーと言われています。

この「空」は重要な栄養素が全くない「空っぽ」という意味なので、体には良くない食べ物であるということは十分に認識してほしいと思います。

空のカロリーを摂取するとどういうことがね、僕らの体内で起きるのでしょうか。

カロリーだけはありますから、ぶどう糖には分解されます。

したがってそれは体に吸収されて血糖値は上がります。

ぶどう糖をエネルギー化するにはビタミン、ミネラルなどの栄養素が必要になります。

ところが何しろ栄養素は空ですから、この空のカロリー食品をエネルギー化するためには他の食品からとった栄養素をせっせと使わなければならないんです。

つまり急激に血糖値を上げるだけではなくて、栄養素を浪費してしまうというところにも単純炭水化物の問題があるんです。

これが糖尿病の第三の原因であるクロム不足にもつながっております。

ぶどう糖というのは、いつでもどれだけでも細胞に取り込まれて良いわけではありません。

そのため無尽蔵にぶどう糖が取り込まれないように、細胞にはドアのようなものがついております。

そのドアの鍵を開けるのがクロムというミネラルの役割でございます。

例えばですよ、白い砂糖を摂取してぶどう糖に分解されると、細胞がぶどう糖を取り込むために砂糖そのものには含まれないクロムが使われてしまうということでございます。

しかしクロムが十分な量、他の食品から取り込まれているとは限りませんよね。

ということはクロムが不足してしまうとぶどう糖が細胞に取り込まれなくなり、血中にダブつくことになってしまいます。

そのままにしておくと、やがて血中でダブついたぶどう糖の腐敗が始まってしまいます。

それは体にとって恐ろしいことですから、ぶどう糖を尿に混じらせて排泄するという作用が起きます。

この量が著しくなるのが糖尿病でございます。

実は米も小麦も、生成されていなければ重要なクロム源となる食品なんです。

それがひとたび生成されて、白米、白い小麦になると、クロムも他の栄養素も含まないエンプティカロリー=単純炭水化物に変身してしまいます。

単純炭水化物になった穀類は白い砂糖と同じ働きを体内で起こしますから、やはり摂取してはいけないんです。

白い悪魔の三兄弟を取ってはいけない理由は他にもございます。

白い悪魔の三兄弟は消化が良くて、短時間での吸収の度合いが激しいですから、食べた瞬間にあっという間に血糖値を上げてしまうからでございます。

なぜ血糖値を急に上げるといけないのでしょうか。

食料が豊富ではなくて、常に飢餓との戦いだった人類の長い歴史の中で、穀物を生成して食べるようになったのも、白い砂糖を常食するようになったのもついつい最近のことなんです。

血糖値を急激に上げるような食べ方をしてこなかったんですから、人間の体はそのような贅沢な状態になるのを想定したことがないんです。

だから人間の体には血糖値が急激に上がった時に対応するシステムが全く備わっておりません。

インスリンが分泌されて血糖値を下げると言いますが、あくまでもそれは緊急避難的な措置であって、インスリンは本来そのような使い方をされるべきものではございません。

それでは次、2つ目の食べてはいけないもの、加工食品などの異常に安い食べ物について解説していきたいと思います。

さて悪魔の三兄弟の次は「安いリスク」ということをお伝えしたいと思うんです。

コンビニ弁当に象徴される工業製品化された加工食品というのは、素材そのものが劣悪であることに加えて大量に化学物質を使わないと成立しません。

結局安いものには安いだけの理由があるんです。

そういうものを食べれば、当然私たちの体内に化学物質が入ってきますよね。

入ってきた化学物質は分解して排泄するか、そのまま蓄積されるか、どちらにせよ私たちの体にメリットは与えません。

こうした食品添加物などの化学物質は生産者側販売者側の利便性のために使われるので、決して消費者のために使われているわけではありません。

化学薬品、化学物質を使うから商品を安く提供できるということになると、それが消費者にとって本当にメリットなのかどうか少し考えてみてほしいんです。

短期的にはね、確かに安いですからメリットがあるかもしれません。

目の前に同じ弁当があって化学物質を使ってある方の弁当が使っていない弁当よりも安かったのでそちらを買った。

確かにこれは今この瞬間の出費額が少なかったことはメリットでしょう。

しかし、これは中長期的な視点をもってすれば決してメリットなどではなく、むしろデメリットでありリスクなんです。

消費者は「安い」ということが私たちにとって全くメリットではないということに気づかなければいけません。

数ヶ月または数年という単位で見ると、それがよくわかるでしょう。

大量に生産される安価なものを食べるようになり、私たちは食品にお金を費やさなくなりました。

でも別の全く違う負担を負うようになっているんです。

生活習慣病と一言で言いますが、その病気に一番インパクトを与えているのは言うまでもなく食生活であることは明らかでしょう。

そこに気づくことで食習慣を変え、自分の体を健康に保てるようになったら、払わなければならなかった医療費を払う必要がありません。

目の前の安さを取って未来の高額医療費を負担するのがいいのか、目の前の高さを取って医療費負担をなくすのが良いのか、きちんと問題に向き合って考えるべき時に私たちは来ているのではないでしょうか。

それでは食べてはいけない悪魔の3つ目、外食の揚げ物について解説していきたいと思います。

さて居酒屋のチェーン店などに行くと、メニューには肉料理など動物性食品を使ったものが圧倒的に多いことに気づいていますか。

どうしてかというと店側にとって便利だからでございます。

野菜料理というのは店側からするとリスクが大きいんです。

天候に左右されやすい野菜は仕入れ段階で既に一定のものが揃うとは限りません。

調理技術の高いスタッフがいれば、それでも何とかなるんですが、近頃の居酒屋チェーン店では技術なんてないに等しいアルバイトが調理を担当しているケースも多くて、そもそもマニュアル化されたメニュー以外の料理を提供することなんて不可能なんです。

肉料理ならば半調理済みの冷凍品を温めたりするだけで出すことが可能になりますから、必然的に肉料理が多くなります。

中でも揚げ物が非常に多いです。

揚げ物というのも便利な調理法で、少々ね、素材の質が悪くたって、濃い味をつけて揚げてしまえばごまかせるんですよ。

揚げ油も使い回しの格安の油を使ったり、油を変える回数を減らしたりして、比較的楽にコストを下げることができるんです。

人体に有害で安価な油脂やトランス脂肪酸を大量に含むショートニングを使っている場合もあります。

つまり素材も揚げ油も、安くしようと思えばどこまでも安くできるのが揚げ物なんです。

そういう理由もあって店側がこぞって揚げ物を取り入れているわけでございます。

この肉料理で揚げ物というのが体にはものすごく悪いということを皆さんは知っていたでしょうか。

揚げ湯はどんなに新しい油を使っていたとしても、オリーブ油以外、揚げた時点で既に激しく酸化しております。

そんな油で揚げられた食品はどれも過酸化脂質まみれです。

外食チェーンなどコストカットが必須のところでは、油を交換する回数を減らすのも当たり前でしょう。

まるで秘伝のタレのように、下手をすると何週間も変えられず新しい油が継ぎ足されるだけだということさえあり得ます。

それだけでなく油そのものが低価格で粗悪品なんです。

そのレベルの油では原材料の菜種や大豆はほとんど遺伝子組み替えでございます。

それでもまだマシな方で、もっとコストをカットするためにさらに安価なパーム油由来のショートニングを使っているところも多いです。

そうなると揚がった食品は、どれほど酸化が進み毒性の強い物質に変化しているかわかったものではありません。

揚げ物は良くないなんて言われていますが、油っこいものをたくさん取ることが体に悪いのだろうといった程度にしか理解されていないのではないでしょうか。

だから量をたくさん食べなければいいと思われているような節もあります。

しかしそんなに生易しいものではありません。

居酒屋チェーン店で揚げ物を食べるということは、口にするのも危険な強烈な猛毒を命がけで食べているようなものなんです。

それぐらいの認識をしておいてほしいと思うんです。

 

それでは2限の内容をまとめておきましょうか。

2限では食べてはいけない悪魔たちを3つ紹介しました。

  1. 白い悪魔の3兄弟
  2. 加工食品などの異常に安い食べ物
  3. 外食の揚げ物

 

それではラスト3限で「食は自分への投資である」ということについて解説していきたいと思います。

さて2限では食べてはいけない危険な悪魔たちについて解説してきました。

3限では最優先課題として、まず意識を変えてほしいんだということをお伝えしていきます。

意識を変えることができさえすれば、くだらないことにお金を使わなくなりますので、たとえ低い収入であっても工夫次第でちゃんとした食事をとることは可能でございます。

意識が変わって行動が変わるというのが良いんでしょうが、先に行動を変えるという手もあります。

すなわちまずはコンビニの食品は食べない、ファストフードの店にはいかない、カップ麺は食べないなど、できることはいくらでもあるでしょう。

どこにお金を投じるのか、私たちはもう食事というものを単なる消費と考えてはいけないんです。

食にお金をかけるということは単なる消費ではなく、実は投資でございます。

化学調味料漬けの加工食品ばかり食べていると体のミネラルバランスが崩れて、免疫力を低下させると同時に瞬発力も持久力もなくなります。

つまり病気にかかりやすく、頑張りの効かない体になってしまいます。

そんな人間が果たしてきちんとした成果や業績を残せるでしょうか。

だからコンビニの弁当や惣菜、ファストフードやファミリーレストランの食事のようなものは、単なる消費でしかなく投資にはならないんだということを肝に銘じてほしいと思います。

このような食事にお金をかけるのは消費どころか、もはや浪費と言って良いでしょう。

しかし食の質が高ければそれは投資になるんです。

投資である以上リターンが見込めなければ意味がありませんよね。

自分という資産は投資すればするほど確実に必ずリターンをもたらしてくれます。

私たちが生きていく上で大切にしなければならない資産の第一が自分であるということに、私たちはまず気づく必要があるのです。

自分というものがいなければ世界を認識することができず、そもそもこの世界自体が存在していないんです。

世界の根本である自分という資産に投資するんだからリターンを得られるわけです。

そしてその投資の第一が食事なんです。

食事で自分を高め、高いレベルをキープして初めて、この資産が次の資産を生み出します。

それは無限に新たな資産を生み出すでしょう。

だからこそ食事の質が問われるんです。

私たちは豊かさというものの尺度を変える時期に立ち会っているのではないでしょうか。

これまで私たちが豊かさの象徴と思ってきたものは。本当に人々に幸福をもたらしてきたのかどうか。

もしかしたら私たちは幻想を抱かされてきたのかもしれません。

産業革命以降の200年間、ある方向を目指してものすごいスピードで発展し、突き進んできた結果として今があるわけなんですが、その方向性は本当に正しかったのでしょうか。

何が本当に豊かなことなのか改めて見据えた上で、これから先舵取りをしていかなければいけないんです。

さて著者がね、様々な食べ物の危険性を説明すると、そんなこと言っていたら食べるものがなくなるじゃないかという反応を受けることがあるそうです。

それに対し著者はそんなことは決してないと言うんです。

食べるものがなくなるという考えは自分が変わらないことを前提にしているから出てくる発想です。

私たちがもし充実した人生を送りたいと願うのなら、最も重要なことは自分が変わる決心ができるかどうかでございます。

人生は長ければ良いというわけではないし、多くの財産を築いたから満足というわけでもありません。

何にせよ健康でなければ与えられた使命を果たすこともできないだろうし、当然のことながら充実度も低くなってしまうでしょう。

まずは変わろうという著者のメッセージを私たちはしっかりと受け止めなければならないんです。

 

それではこの辺で3限をまとめておきましょうか。

 

ポイント1

最優先課題としてまずは意識を変えよう。

食にお金をかけるということは単なる消費ではなく、実は投資なのだと気づこう。

ポイント2

「そんなこと言われると食べるものがなくなるじゃないか」と言ってはいけない

食べるものがなくなるという考えは自分は変わらないことを前提としているから出てくる発想だ。

私たちがもし充実した人生を送りたいと願うなら、最も重要なことは自分が変わる決心ができているかどうかである。

 

それでは本日のハイライトに参りましょうか。

1限で、一体日本に何が起こっているのかという現状について、

2限で、食べてはいけない悪魔たちを紹介し、

3限で、食は自分への投資であるという素晴らしい考え方を紹介してきました。

 

さて皆様いかがでしたでしょうか。

本書は非常に勉強になる一冊でした。

解説しきれなかった部分もあるので、この動画を見てこの本いいなと思っていただけましたら、ぜひ一度手に取って読んでみることをお勧めいたします。

私たち日本人の食生活が大きく変わり始めたのは戦後からなんです。

この戦後の約70年間で、日本人は大きく食事内容を変化させてきました。

これはもう誰が見ても驚嘆するほどの大きな大きな変化でした。

これほど短い期間にこれほど大きく食事の内容を変化させてきた民族は世界でも日本人の他にありません。

頭ではわかっていなくても、日本人の体はこの70年の急激な変化に耐えるのはこれ以上無理だと悲鳴を上げています。

私たちのDNAはこんな短期間で急に変われないんです。

それがあの膨大な国民医療費になって現れているのでしょう。

もちろん、だからといって著者は何も70年前に食生活を戻そうと言っているわけではありません。

ただ自分たちの体を自分たちではコントロールできない状態にまでなってしまっている今、その原因への気づきさえあれば伝統的な日本食を基盤にしつつ、現代の私たちにとってふさわしい食生活のあり方を改めて見出せるのではないかと、著者は私たちに言っているんです。

本日の動画が、皆様が食に対する意識を変えるきっかけとなれたら私はとても嬉しく思います。

本日は以上です。

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